◇盆 梅◇

 「梅一輪、一輪ほどの暖かさ」
 春の訪れは梅の花からと申します。梅の花が一輪、一輪咲く度に、少しずつ春が近寄ってくる様を実にうまく言い表しています。
 当、魚半楼の名物、盆梅も見頃が訪れました。待ちこがれる春を、少しでも早く実感して見ませんか。
 丹精込めた数百鉢は百畳敷の大広間をはじめ、玄関、廊下、中庭等、全館に陳列し、盆梅好きの皆様に充分ご観賞願えます様、ご配慮させて頂いて居ります。
 是非一度お出掛けの上、盆梅と割烹をご満喫下さるよう一同お待ち申し上げております。

 

魚半楼店主 敬白


[ 日 月 ]
 

開 園

1月25日頃より3月中旬頃まで

 

割 烹

観梅会席(昼) 3,900円〜(奉仕料、税込)
観梅会席(夕) 5,250円〜(奉仕別、税込)
(2月〜3月15日迄、毎日営業)

 

◇ 魚半楼 「盆梅」 の歩み◇

 初代、岡田保吉が魚半楼を創業したのは明治43年、25歳の時でした。保吉の出身は津市、実家の方は鮮魚商を営む親と兄が居り、弟分として新しい販路を求めて、大八車を牽いて現在の鈴鹿へ行商に出たのが、鈴鹿で商売をするきっかけとなりました。

 梅の鉢植えに関心を持つ様になったのは、実家を手伝っていた頃、配達に出掛けた得意先の玄関にあった一鉢の梅を見た時でした。

 得意先のお客さんからも創業資金を借りて、鈴鹿で小さな料理店を始めました。商売は順調に推移し、旧東海道の宿場、石薬師にあった旅館の建物を買い、現在地に移築しました。ようやく願望の料理屋の形態になりました。


[ 魚半楼 大正時代 ]

 


[ 大広間北花壇 ]

 保吉は、梅木に特別の想いを持ち、盆栽として育てる事を夢見ていましたが、創業時から、梅林や旧家の庭、山裾の古木の梅を譲り受けては鉢植にしました。

 その鉢数は年々増え続け、やがて、「盆梅の魚半楼」として魚半楼の看板となりました。世代を越えて、現在250鉢余の古木揃い。

 「老木にして、花忘れず。」梅は何か、私たち人間の模範となりそうです。おかげさまで、現在、三代目、創業90周年を迎えました。毎年1月下旬から3月中旬まで、玄関から渡り廊下、大広間、中庭等、全館に陳列し、遠路、県外からのお客様も多数お迎えし、季節のたよりとして、観梅と会席料理で一足早い春を満喫して戴いて居ります。

 

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